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経営サポート

平成25年 第12回 ビジネスコンテスト 最優秀賞

ピアノ鏡面塗装技術を活用したピアノボードの開発~PIANO+Xへの挑戦~(既存事業者部門)

応募者 小原 敏夫 / 株式会社ピアックス
部門 B部門(既存事業者部門)
プレゼン資料 ダウンロード(pdf:9,420KB)

起業または事業化の動機

 当社は、昭和37年に設立し、これまで河合楽器製作所などピアノ製造業者の下請けとしてピアノケース塗装を主に行ってきた。高級ピアノに塗装される鏡面仕上げの技術はピアノ製造が増産し続けていた当時からの技術であるが、年々取り扱う企業が少なくなり、希少価値の高い熟練技術となっている。昭和57年をピークに当地域のピアノ製造が減産に転じると、以降、ピアノ塗装の受注も減少し、事業規模の縮小を余儀なくされた。 平成17年にピアノケース塗装から撤退したが、高級ピアノに塗装される鏡面仕上げの技術を活かし、特注家具やインテリア・パネル、システムキッチンの塗装に事業をシフトしてきた。しかし、長引く不況で売上高が減少する中、自社で商品開発し、販売する商品の必要性を感じていた。

 そこで、ピアノ塗装加工50年、長年培った技術をベースに商品開発を行い、写真や紙、布などを木板に貼り、鏡面塗装加工したパネル「ピアノボード」(実用新案権:登録 第3144022号 取得日 平成20年7月23日)を製作した。ピアノ鏡面塗装技術は、木地に載せた写真などの上にポリエステル樹脂を塗り重ね、サンドペーパーなどで何度も研磨するなど、完成までの工程は30にも及ぶ。熟練工による多くの手間が掛けられているだけでなく、一部機械化を導入することで作業効率の向上と品質の均一化を図っている。よって高級ピアノのような漆塗りを思わせる重厚感と鏡のように姿が映り込む鏡面仕上げが実現している。このピアノ鏡面塗装技術は静岡県西部でも数社しか有していないものであり、独自性の高い技術である。そして現在は、この鏡面塗装技術を伝承すべく長男が後継者として腕を磨いている。また、「ピアノボード」の製作技法を用いて、ペット用のメモリアル祭壇や朴葉などの葉に直接鏡面塗装を施した皿なども開発中である。  

ビジネスプラン概要

 既存のピアノ鏡面塗装技術が独自の発想により「ピアノボード」に進化した。さらなる進化を求め、異業種との連携をとりながら新たな商品開発に取り組んでいる。日本国内だけでなく世界に通用する商品開発を目指している。現在進行中のプランには、海外展開を見据えたものもある。また、既に試作品が完成している「ペット用メモリアル祭壇」は、デザイナーとの連携によって生まれたもので、全国のペットショップや葬儀社等に展開していく予定である。 他にも、毎年7月に販売されている星座シリーズのとても美しい記念切手をピアノボードに仕上げた。ピアノボードにすることで艶やかな奥行きが生まれる。まだ試作段階ではあるが、評判は上々である。浜松の楽器産業を支えてきたピアノ鏡面塗装技術を絶やすことなく、今後も更に付加価値の高い商品を開発していきたい。

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連絡先

住所    :静岡県浜松市中区助信町6-31
TEL   :053-471-4825  
E-mail:k-piax@nifty.com