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経営サポート

平成22年 第9回 ビジネスコンテスト 最優秀賞

刈払いチップソーの開発・販売  ~下請け企業から脱却しメーカーを目指す~

応募者 淺田 仁彦 / 株式会社 トリガー
部門 既存事業者部門
プレゼン資料 ダウンロード(pdf:2,030KB)

起業または事業化の動機

当社は、発足当初より下請け企業として、地域の企業からの発注に応じて電動工具用チップソーの委託生産を行ってきました。しかし最近の急激な業況の変化により、事業存続の危機に直面し「事業の変革なくして明日はない」との経営トップの不退転の決意により、当社のあるべき目標をデザインすることになりました。小規模な事業形態では、一足飛びの転換は難しく、現在の状況を踏襲しながら、制約の中で独自の展開を図る計画を立案しました。
当業界は小さく、我々の動きは簡単に元請各社の知るところとなり、利害が反すれば現在の受注が途絶えることが十分予測されます。また資金面の制約もあることから、新しい道を開く製品は、現有設備の有効利用で生産できるものが望ましく、然も、元請を刺激せず、競合しない製品が望まれます。
そんな折、2009年10月の農業新聞に掲載された農水省の調査結果「農作業における傷害共済の支払い実態を過去4年間調査したところ、どの年も刈払い機の事故が最多」であるという事実を間の当たりにしました。
当社もメーカー向け草刈チップソーを生産しますが、開発はメーカー任せで安全対策に十分な配慮がされてないところです。特に近年農業従事者は高齢化が進み、お年寄りや女性にも安心して使用できる独自の製品の開発が可能になれば、他社との競合も避けられ、この製品が企業変革を成功させるカギとなり、変革を継続させる原動力となります。

ビジネスプラン概要

当社の全ての開発商品が特許申請でき、しかも従来の概念を変える斬新なデザイン(しずおかグッドデザイン賞受賞H22.10)従来にない製法で強度は、従来の3倍。これで刃物破損事故は激減します。小石、瓶のカケラ等の飛散も防ぐことが可能となり地面に食い込むキックバックの発生も基本的には無くなります。
独自の製品を持って企業文化の変革も図り、従来の企業形態からメーカーへの脱皮を図るとともに、限りなくエンドユーザーに近い営業体制の構築を図り、お客様により質の高い満足と自社の財務体質の強化を図ります。
新しい価値観を社内に受け入れるためには、新しい価値観に基づいた行動を起こさせることが必要であり、独自の製品も、技術的、経済的に実証、納得できるものでなければなりません。ましてこの市場の大半は中国製品でしかも、安価な商品が占めています。
*独自製品のコスト競争力の強化 
原材料の変更は、委託生産とは違い「しがらみ」が無い分、広く門戸を広げることが可能。社内の生産性の向上は利益率の向上に直結する。過剰品質はいらないために実用本位となり不良品が削減できる。
*営業力の強化
新規顧客の開拓・・・専門業者への直接販売が可能となる 販売商品の充実・・・顧客に近いことからより使用勝手の良いものが揃えられ提案営業できる 重点販売先の強化・・・市場動向を観察し、よりタイムリーな販売先が選定できる 迅速な顧客の対応・・・顧客の顔が見えることから開発改善スピードが上がる 技術営業への推移・・・他力から自力営業になり差別化のための技術営業が育つ。顧客との接点が営業、この情報が新製品の開発につながる。(独自製品の工業所有権の確立)
これらは何も新しいものではなく、世の中の経済の主役がサプライヤーサイドからコンシューマーサイドに流通のパラダイムシフトがあらゆる産業分野に起きています。これに伴い生産側の理論でモノづくりを行うプロダクトアウトからマーケットインの発想で時代が進み、自ら行動を起こすことで社員の意識が変わり価値観が変わります。
小さな企業が、まさに「変革」を旗印に新しいビジネスをスタートさせました。

連絡先

磐田市匂坂中1600-22
TEL: 0538-38-1201
E-mail: t-asada@trigger-inc.jp